楽しくお付き合いをしているうちは良いけれど、いざ別れを切り出すとなるとどう話して良いか分からない。
人間関係ではもちろん、恋愛関係ではなおさら難しい問題ですよね。
自分が別れたいという気持ちがハッキリしているなら、できるだけ彼女にも納得してもらうのがうまい別れ方です。
ここではどうしたら彼女に納得して別れてもらえるのかと、彼女の別れたくない理由をさまざまな角度で分析していきます。
円満に別れるためには相手に主導権を与える
「別れることを伝えよう」となると、どうしても伝える側が主導権を取りがちです。
しかし一方的に別れを告げられた彼女はどうでしょう。
後で思い返したときにあなたは間違いなく「ひどい男」として彼女の記憶に残ることでしょう。
そこで彼女に主導権を与えるとどうでしょう。
後で思い返したときに「自分で選択した」という事実が残ると、納得できる結果だと割り切れることがあります。
まずあなたが取るべき行動として「今後のお付き合いを考え直していきたい」ことだけを伝えましょう。
そしてその後はどのようにすべきか、以下のような選択肢を彼女に委ねましょう。

第三者を交えて話をする


お互いに感情的になってしまうので、共通の友人、知人を含めて話し合う場を持つことを提案しましょう。
二人きりだと感情をぶつけ合うだけで何も結果が生まれないことがよくあります。
ましてや女性はこの傾向が高いことが多いので、誰かがいるだけでもブレーキになるのです。
もちろん、レストランやカフェといった公共の場で話し合いを持つことも効果的でしょう。
しかしこの時「思い出の場所」は選択しないようにしてください。
あくまでも「楽しい思い出」はそのままを記憶できるようにします。
全く記憶に残っていないレストランやカフェを選択して、周りの目があることでの「ブレーキ効果」を利用しましょう。

距離を置いてみる


彼女に距離を置くことを提案しましょう。
この期間に彼女の気持ちをクールダウンさせるだけでなく、自分の彼女への気持ちも改めて考えられるはずです。
距離を置くことで、彼女はあなたと一緒ではない環境の方が楽しいと気付くかもしれません。
逆にあなたは、彼女がいない環境が辛く感じるかもしれません。
察しの良い彼女であれば、この期間で彼女から「別れよう」という提案をしてくる可能性もあります。
距離は彼女のためだけではなく、自分のためにも貴重な時間になることでしょう。

キッパリ別れる


キッパリ別れるのも方法の一つでしょう。
しかしお互いにわだかまりを抱えた状態で別れるのは得策ではありません。
これはあくまでもお互いに同じ考え方だった場合や、彼女が選択してきた場合の方法です。
わだかまりがあるうちは何度も丁寧に説明をし、疑問点は解決し、お互いが納得した結果を得て気持ちよく前へ進めるようにしましょう。
別れの切り出し方

好きな人のことは小さな変化でも気が付くものです。
いつもと違う空気を作り出すことで、彼女もあなたの気持ちに気付くことがあります。
あなたのいつもの笑顔や優しさはここでは封印して、以下のような雰囲気を作ってみましょう。

一緒が気まずい空気を作り出す


いつもと違って、「一緒にいることが気まずい」空気を作ってみましょう。
今までは「一緒に楽しむ」ことがメインになっていたことでしょう。
「自分の心がここに在らず」という空気を示すことで彼女はあなたの様子に気付くはずです。
「何かあった?」「どうしたの?」という言葉があったら、それは話を展開する絶好のチャンスです。
別れを切り出すならば、「いつもと違う自分」を演じてみましょう。

将来の話をしてみる


彼女と将来の話をしてみましょう。
しかし彼女を否定するような言い方はタブーです。
「君のやりたいことを後押しできる男が必要だ」「君自身がもっと輝ける方法があるはずだ」
「それらが自分では叶えられてやれない、残念だけど今がタイミングだと思う」前向きな言葉で提案されれば、後ろ向きな話でも聞く耳を持ってくれる可能性があります。
彼女が別れたくない理由
納得ができれば彼女は別れを決断してくれるはずです。
別れを受け入れたくない彼女にもそれなりの理由があるのです。
彼女の気持ちになって寄り添ってみましょう。

プライドがある


彼女が別れたくない理由としてプライドが邪魔することがあります。
友達や家族に、あなたと別れたことが知られると「馬鹿にされるのではないのか」「見下されるのではないか」と不安になるのです。
他人に自分の話をすることが好きだったり、頻繁に女子会に出向くという彼女にはこのプライドが理由になっていることがあります。
「彼氏のいる自分」に満足していたということになるので、一緒に飲み会に参加したりイベントを企画したりして、彼女自身に「出会いの場」をさりげなく提供するのも方法かもしれません。
新たな出会いがあれば「新しい彼氏のいる自分」になれるので、あなたとの関係に決着を付けてくれることでしょう。

この先出会いがあるのか不安


彼女がこの先出会いがあるのかどうかに不安を感じていることも、別れたくない理由として考えられます。
お付き合いの期間が長かったり、彼女から猛アタックを受けて付き合った時などは、あなたと別れた先のことを考えてしまうことがあるのです。
彼女がどんなに素晴らしい女性か、魅力的な女性かを再確認してもらうことで不安を解消できることがあります。
ぜひあなたが自信を持たせてあげてください。

自立していない


彼女自身が自立していないときにも、別れを受け入れ難いという事態になります。
長いお付き合いを経てだんだんと夫婦のようになり、金銭的にはもちろん、精神的にあなたに依存してしまうことがあるのです。
金銭的な場合には、彼女が自分で生計を立てられるようにサポートしましょう。
一緒に求人情報を検索したり、ハローワークへ出向くのも良い方法です。
精神的な自立を促すためには、少しずつ自分で意思決定できるように相手の意見を聞くことを習慣にしましょう。
買い物に行った時には必ず最終決定を彼女に委ねます。
意思決定能力を養うことによって、金銭的自立、精神的自立の両面を少しずつカバーできるようになるわけです。
飛ぶ鳥跡を濁さず

今まで楽しくお付き合いしてきた彼女です。
別れるときにはできるだけ円満に、納得したうえでの結論となるように心がけましょう。
そのためには自分の「付き合い方を見直したい」といった考え方をきちんと伝え、その後の主導権は彼女に与えるようにします。
第三者を交えたり、距離を置いたり、彼女が納得する形ならその場できっぱり別れても良いでしょう。
別れ話を切り出すことは非常に勇気が必要です。
まずは彼女に悟ってもらうためにも、気まずい空気を作ったり、将来の話をしたりとこちらから雰囲気作りをしましょう。
彼女に別れを受け入れてもらうためには、彼女なりの別れたくない理由を探ることも必要です。
プライドや不安感、自立できていないといった場合には多少の時間をかけても寄り添うように心がけましょう。
あなた自身が別れる決意をしても、彼女が最後まで寄り添ってもらったと思えれば納得できる別れになります。
彼女はあなたのことを別れても「いい男」として記憶することでしょう。
そしてあなたのその努力と気持ちの余裕が、今後の出会いをいっそう素敵なものにするはずです。